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南極でペンギンを見たいと言う母の願いを叶えるべく決断できたのは、信頼できる旅行会社と2010年に就航したカンパニー・デュ・ポナン(フランス)のフラッグシップ、ル・ボレアルのおかげです。 このクルーズの特徴は何点かありますが、世界有数の荒れる海域で有名なドレーク海峡は、長い経験と最新のテクノロジーでデータを収集・分析して海象を予測したベテラン船長の適切な判断により、グラスに注がれたワインがこぼれることはありませんでした。 2日間の航海の間は、エクスペデションチームの紹介に始まり、レクチャーや上陸の準備が行われ、このクルーズの参加者は生態系に影響を与えないための講習を受けなければなりません。

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画像提供:山田英治様

こうして出航から3日目、シャチやナンキョクオオトウゾクカモメなどの出迎えを受け、テーブルアイスの上に寝そべるカニクイアザラシやボレアルの周りを飛び跳ね泳ぐペンギンの群れに出会った時の感動は、たとえようがありません。 南極半島と周辺の島々への上陸、氷海のクルージングにはゾディアックという強化ゴムボートが降ろされ、基本的には8〜10人ほどのグループに分かれ行動します。 2点目の特徴としてボレアルは船尾にゾディアック用の専用マリーナを持つため、乗り移りは安全かつ比較的楽に行えます。

服装はパルカというマウンテンコートの裏にフリースを合わせたような防寒着と未使用のゴム長靴がプレゼントされますので、防水パンツと撥水性の手袋、耳まで覆う帽子などを用意します。とくにアウターのパンツは長靴の外に出し消毒する決まりの為、ゴアテックスのレインパンツなどが適しています。

12月〜2月のシーズンは南極の夏季にあたり、日中の温度は0℃〜−5℃くらいが目安です。 インナーは速乾性の下着に薄手のフリース、ちょっと厚手のコットンシャツで十分でした。 あまり着込むと汗で逆に体を冷やしてしまいますので、重ね着で調整していくのがベストです。私はコットンシャツと書きましたが、パルカの裏地がフリース地なので、静電気防止の効果があります。

ブローシャー(パンフレット)に記載のポイント(寄港地)はあくまで標準的なもので、実際は状況判断し決められ、二度と同じ体験はできないこのクルーズの魅力でもあります。 たとえばアデリーペンギンとジェンツーペンギン、あごひげペンギンはそれぞれ住む場所が異なり、一番癒されたのはアイチョウ島という、記載なき島でした。


画像提供:山田英治様


画像提供:山田英治様

寄港地から戻ると、毎回趣向を凝らした暖かいスープが迎えてくれます。 3点目の特徴として食事はフランス料理中心でクオリティが高く、ダイニングのオープン時間内ならフリーシーティングであるほか、24時間ルームサービスにも対応しています。 最後にデザイナーズホテルのような素敵なキャビンは機能面も優れており、贅沢な革張りの家具類は静電気を防ぎ、シャワールームは完全密閉、トイレがセパレート(分離)されており、殆どのキャビンにはバルコニーと上から下まである硝子パネルが備わり素晴らしい眺望でした。 南極は年々規制が強化されており、クルーズのコストの上昇が避けられません。 決断は早いほうがいいとおもいます。

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