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お客様広場・乗船体験記

乗船体験記

  • 東南アジアクルーズ12日間【パート3】
  • サファイヤ・プリンセス
  • 2015年2月28日〜3月10日/札幌在住  齋藤 様

3月5日(木)晴 ホーチミン市を抜けてクチトンネルを見学

 起床が午前5時15分、朝食は午前5時55分、集合午前7時である。今日のエックスカーションは、ホーチミン(かってのサイゴン)市のさらに北にあるジャングル地帯にある「クチトンネル」の見学で、ガイドブックにも「べトナム戦争当時解放戦線によって掘られたトンネル」とあり、予定では出発午前7時30分、帰港午後4時30分となっている。


郊外のマンション群

バイクで混み合う道路

人形のベトナム兵

ジャングルの隠れ穴

 船はすでに沖合に停泊しており、午前7時半にはテンダーボートで対岸に着き、A1のバスで出発した。午前8時20分に一回目のトイレタイムで、ストップしたのは大型のレストランでトイレも清潔だ。高速道を1時間ほど走ると窓外の光景は左側が工場地帯、右側に高層マンション群が見えてきた。
 ホーチミン市内の中心にバスが入ると、出勤途中なのか道路一杯にバイク、バイク、バイクが走っていて、正にバイク洪水というほか表現の仕様がない。中には厚いマスクをしたドライバーもおり、排気ガスか土埃予防なのだろうか。
 さらに、郊外の原野、森に通じる狭い道にバスは乗りいれて午前11時にはクチトンネルに到着した。外気は暑くて、私はカジュアルな服装を失念したため、ジャングルを巡る観光にはいささか閉口をした。トンネルとは云え、人間一人がやっと潜れる狭い洞窟とでもいえる地下トンネルがこのジャングルの下に掘り巡らされている。

 これはベトナム戦争当時、解放戦線により掘られ長さが250kmを超え、ここには住居、食堂、会議室、戦闘用ト−チカなどを備え、1万人近くが住んだという。
 ガイドさんの案内でこの広いジャングルに設置された沢山の施設・工作物(居住区、落とし穴、展示室、トンネル、模擬ベトナム兵など)を見て回わり、そして希望者はこの狭いトンネル潜りの体験をしたりして約1時間を過ごした。
 見学者はあとを絶たず、トンネル潜りを終えた若者に「暗かった?」と声をかけたら、彼は日本人で「ダークって言われたが、ダークって何」と傍らの同僚に聞いており私もいささか苦笑した。ベトナムはこの激戦地跡を歴史的にも大切に保存しており、広島の原爆記念館もしかりだと思った。


静かな昼食のひと時

 このあと少しバスで移動して森の中にある大きなレストランで昼食休憩をした。全員が6人づつテーブルを囲んで肉や魚ベースのお好み料理を嗜んだ。テーブルにはアメリカ人男性2人、シンガポール人のカップルと私達でお互いの会話もはずんだ。食後にギフトショップを2カ所訪れてからホーチミン近くの港に戻ったら午後5時10分で、テンダーボートで船へ帰った。午後5時半を過ぎてバルコニーへ出たら、海上には帰りを急ぐテンダーボートの群れが母船に近づいてくる。これは別ルートのエックスカーション客が船の出航予定時刻午後6時が迫り、帰港を急いでいるのだ。丁度太陽は西へ沈みつつあり、日中の暑さが風で和らぎバルコニーで飲む日本茶も爽やかである。


 午後6時をまわり、船は出航した。日が沈んで満月が暗い空の水平線上にひときわ輝いてきた。15階のパイロットデッキにもクルーザーが出てこの光景を眺めている。満月は瞬く間に右舷の上空に昇り、静かな夕暮れのひと時だ。遠く水平線の彼方に、無数のライトがキラキラと見えてきた。これは沿岸に沿った街の灯なのだろうか。

午後7時の夕食は暑かった一日の打ち上げで、ビールを2本注文して乾杯をしたら、向かいのカップルから祝福された。6人がけのテーブルで、ナイジェリアから来たという夫婦と出会いビックリした。キャビンに帰ってからも気分は最高で、船内電話経由で国際電話を長女宅にかけたら留守のため、次女宅にかけて、元気な旨を伝え気温が34度だよ言ったら、驚いていた。帰りに大ホールへ寄ったら、今夜はプリンセス乗組員によるバンド演奏や寸劇などの催しが開かれていて満席となり、立ち見をしてから戻った。

3月6日(金)晴 終日航海  プールで泳ぎ、夜はレストランへ

 起床は午前7時、海は穏やかで心地よい朝である。午前7時40分に長女宅へ国際電話をかけたらどうも間違いらしくて、無駄な金使いだった。朝食は14F最後尾の席で半そででは寒かったが、太陽が射し込んできて暖かくなり、上着を持たなくとも良かった。


最後尾のプール

 食後最後尾にあるプールを覗いたら、男性一人が小さなプールで水浴をしており、水深は1m70cmとの標示があり、私も泳ぐことが可能なのである。バルコニーから見える海の色も青から緑へ変わってきて、カリブ海の色と同じだ。午前10時40分から水着を着て14F最後尾のプールへ行く。午前の日射しは柔らかくて、プールへ入るとヒヤットする程度だ。この円形プールは小さく、ほかのクルーザーは縁で水につかって相方との会話に夢中、私はクロールを5本、上さんは平泳ぎをして少し足がつったという。1時間半もここで休みながら太陽を一杯浴びたら、結構な運動量となり肌も日に焼けてきた。
 昼食はボリュームある食材(サンドウイッチ、ウインナーソーセージ、英国風ベーコン、ハム、ポテト、西瓜、パインアップル、メロン、パンプキンスープ、コーヒー、ケーキなど)をそろえて満足いくまで食べた。午後暫らくは休息の時間とし、上さんは読書、私は持参した肌着などの整理をして、置いた場所をやっと確認できるようにした。

 午後6時をまわる頃、バルコニーの彼方に夕日は静かに沈んでゆき、水平線に沈む寸前、太陽は不思議と雲に隠れてしまう。すると、空の茜色はうすれ小さな雲海が左から右へと何か動物の群れが移動するように流れてゆく。午後6時17分に太陽は完全に沈んで、南シナ海を南下する船の側面に当たる波が静かに音を立てている。
 今夜は出発前に予約しておいたレストラン「インターナショナルダイニング」での晩さんで、私達は予め56番座席と時間の指定をもらっており、正装を促されていたため、そのように着替えて午後8時に行った。さすがに周りのクルーザーも全員が正装姿で来ており、広くて豪華なレストランの指定席に着席した。フルコースの料理は肉コースで新鮮かつ味わい深く、ワインとビールの飲み物で充分に満足をした。支配人と接待係から「どうか」と聞かれ「とても素晴らしかった」と返事をして喜ばれた。このおもてなしに二人とも満足して帰ったら、時刻は午後9時半を過ぎていた。

3月7日(土)晴 バンコクに近いパタヤ市の寺院を見学

 この航海も後半の日程となり、今日はタイ国へのエックスカーションで、今朝の出発予定は午前8時30分、帰船が午後1時30分で行き先はパタヤ市にある「真実の聖域」という大寺院訪問である。


バンコクに通じる高速道路


真実の聖域の三光景(前頁も)

 午前6時に起床したら、船は大きな港の一角に着岸しており、バルコニーの外には数隻の貨物船がコンテナー岸壁らしいところに停泊している。(今日の日本語新聞には、ここはタイ国最大の貿易港レムチャカン港と紹介している)午前8時5分に船を降りて用意されたバスに乗り総勢約25名で出発した。バスは間もなく高速道路に入り、道路は非常に混み合ってきた。通勤途上の乗用車や小型トラックの荷台に大勢の労働者がひしめき合っており、例のバイクでの通勤者も多いがベトナムほどではない。乗用車はトヨタ、日産、ホンダ車が目立ち、三菱車も見られる。約1時間走ってバスはパタヤ市を抜けて静かな公園内に停まった。
 ここは「真実の聖域」といわれる巨大な寺院で1981年からタイ国の威信をかけて建設されており未だ完成はしていない。
規模は高さ100m、長さ100m、総面積が約10万平方メートルで、正面からみる寺院は実に尊厳に満ちた雄大な姿で我々を圧倒している。見学者は全員白いヘルメットを被って中に入った。広い院内には無数の彫刻が施され、通路のわきには仏像などを部分補修している若い修復師達が床に座って作業を営んでいる。100メートル四方の寺院内部を見学するにも大変な体力を要するが、彫刻の中にはヒンズー教と思われるものもあり壁面に掘られた絵物語風の作品、床に置かれた仏像群など数え切れない。
 1時間後に、この寺院見学を終えてパタヤビーチにある大形ショッピング、セントラルフェステイバルにバスは移動した。ここの1階には地元の人々がバーゲンセールに大勢来ており、私達もTシャツを買おうとアメリカドルを出したら駄目といわれた(事前の学習ではこのクルーズの寄港先はアメリカドルが全部通用する筈だった。)喉は乾くしこの休憩時間に地元の通貨なしではどう仕様もなく、たまたま4階で見つけた両替店に行き、20ドルをバーツに両替してもらった。これで633バーツが入手できた。早速2階にある高級カフェに入り、涼みながらケーキとコーヒーで一休みした。残った300バーツ余も小物の買い物に向けたため、結局20ドル全部を使い果たした。
外は34℃を超えたようでとにかく暑い。午後1時近く、A1バスが迎えに来て帰船した。例によってホライゾン・コートでの昼食を済ませてから暫らく体を休ませた。

 午後はプール行きを予定していたが、明日のサムイ島行きでタイバーツが無ければ浜辺で休むことも昼食をとることも総てが不可能な事態になるのは日の目をみるよりも明らかであり、クルーザーズ・デスクへの相談が先決であることに気が付いた。
 午後3時である。急いでデスクへ駆け込んだところ、「アトリウム5階でタイバーツの両替をしている」というので、下を覗くと正に両替のデスクをクロ−ズしようとする3人の姿を見つけ、階段を駆け下りてお願いをした。手元にはドルキャッシュが無いため、上さんを待たせて私が12階キャビンまで走り貸金庫から100ドル紙幣を持ち出して一目散に戻った。3人のタイ人に感謝して、タイ紙幣3110バーツを手にすることができた。まさに「間一髪」で明日のエックスカーション実行が可能となったのはいうまでもなかった。
 ホットしてから14階後部の小プールへ行くと、人影も疎らである。多分本日のバンコク行きエクスカーションへ大半のクルーザーが参加し、まだ帰船していないためなのだろう。(バンコク行きは片道3時間を要するので、帰りは夕方遅くになる)二人とも暑い午後のひとときをこの円形プールを独占して楽しんだ。


レムチャカン港のコンテナー岸壁

 夕方シャワーを浴びて休息していると、対岸に停泊中の数隻の貨物船から大きな音を立ててクレ−ンがコンテナーの積み下ろしをしており、岸にはこれを待つ大型トレーラーが列をつくっている。轟音をたてて移動していくコンテナーの光景が異様で面白くてバルコニーのベンチに座り夕涼みを兼ねた私達はここを離れられない。辺りが暗くなってからもライトを点けてこの作業が続いていた。
 午後7時船は暗い港を監視ボートが見守る中出航した。貨物船は真っ白いライトに飾られて明るく照らされている。
 ホライゾン・コートでの夕食時、居合わせたイングランド人の男性とは訛りの強い会話が良く聞きとれなかった。今夜は疲れており就寝は午後10時前だった。

3月8日(日)晴 タイ国 サムイ島を訪れる

 今日の予定はタイのリゾート地サムイ島の海岸でのんびりすることであるが、このコースは予約が多くて結局7組中あとから2番目の午前10時45分発後午後2時40分帰船のコースとなってしまった。


テンダーボートでサムイ島へ

 午前7時に起床したらもう船はサムイ島の沖合に着いており、快晴で暑い朝を迎えた。船のまわりには早くもエックスカーション客を乗せるテンダーボートが何隻か近づいている。朝食はいつもの通り午前8時過ぎからホライゾン・コートに行くと、珍しいことに小さな子ども4人づれの家族が来ていた。午前9時45分に7階のホイールハウスバーに集合して、説明を受けた。大勢の参加グループ中、私達は22番グループで20,21、22番グループは10時5分発のテンダーボートに乗るよう指示された。テンダーボートへは60人程が乗船して出発、海上は風が強く気温は30度を超えている。10分後にはサムイ島の波止場に着き、出迎えのバスで島の中心部から反対の東側海岸にあるチャウエンビーチへと出発した。

 沿道の商店街にはセブンイレブンやファミリーマートなどのコンビニがあり、道沿いの建物もしっかりしていて、今までとは環境も少し異なり綺麗な島だ。また、沿道には仏像彫刻やバイク販売修理の店舗が目立ち、バスは中心部を抜けると山坂の多い曲がりくねった道をひたすら走った。午前11時10分にようやくチャウエンビーチへ着いた。ここはタイ有数のリゾート地だけあって、観光バスやタクシーが目立ち海岸近くの舗装道にそってショッピングセンターを中心の商店街が連なり、大勢の観光客が行き来している。




ショッピングセンター1階のマック

母船へクルーザーを送るタッグボート

 それにしてもこれから集合時間までは2時間20分しかなく、ビーチでくつろぎ、昼食もと云われても強行軍にならざるを得ない。取りあえず商店街からビーチへの路を歩いて海岸へ出たら日曜日の行楽客で溢れており、海は青く波が高い。一先ず空いているビーチチェアを探しに砂浜を歩い たがどこも水着姿の客で一杯である。100米ほど歩いてやっと一つのビーチチェアを見つけた。ここはホテルの専用ビーチらしいので、そばのcafeで「ビーチタオルを貸して欲しい」とホテルのボーイらしい若者に頼んだ。すると「2枚で千バーツだ」と云われてとても信じられなかったが、これがないと休むことも出来ないので、昨日両替した財布から500バーツ紙幣を2枚も出したので、1/3も使ってしまった。もう一つのチェアはカフェの横に無雑作に積んであるチェアを組み立てて何とかビーチでの居場所を確保した。

 サンダルを脱ぐと白い砂は凄く熱い。脱衣室がこのホテルのトイレ兼用というのも我慢して水着に着替えた。海には十数人の男女が沖合に向かって泳いだり岸辺で水浴をしており、私が先に海へ入った。5〜6米進んだら体が波に強く押されて足元が覚束ない。これではクロールどころではなくて、ビーチチェアへ戻り、上さんと交代をした。快適に泳ぐほどのコンデイションではなく上さんも水浴を楽しんだあと、ビーチチェアで暫らく寛ぐことにした。約1時間後、外のシャワーを利用してからショッピングセンターへ戻って近くのマグドナルドで軽食を取り休息した。そのあと、路を隔てた向かい側に並ぶテント張りの土産店で地元の品々を選び、手元のバーツを全部使ってタイ国ともこれでお別れだ。帰りのバスは約束の時間に迎えに来て午後2時過ぎにはサムイ島の波止場へ戻った。テンダーボートには直ぐに乗り継いて午後2時30分には帰船した。ビーチで泳げなかったのは心残りだが仕方がない。キャビンへ帰る前にホライゾン・コートに寄り果物やケ―キを食べた。夕方クルーザーズデスクでデジカメのバッテリー充電をお願いしたあと、バルコニーで憩いの時間を過ごした。外はエメラルドグリーンの海が輝き、オレンジと白の可愛いボートが何隻も母船に寄り添ってはクルーザーを降ろして白い航跡を残しながら戻っていく。正面遠くに緑色の樹林をかかえる山波が島一杯に拡がり、穏やかな出航間近かの光景である。夕方午後5時、最後のテンダーボートがクルーザーを乗せて帰って間もなく船は出航した。左舷には黒色の軍艦が出航を見守っており見送りのテンダーボートも付き添っている。船はゆっくりと右方向へ舵を取り、これから1昼夜かけてシンガポールへ向かう。15階のタラップには乗組員が出ており、見送りのテンダーボートからは大きな叫び声が聞こえてサヨウナラと名残りを惜しんでいる。

 夕食はこのクル−ズで2回目となる予約済みのインターナショナルデイナーへ行った。前回は肉コースだったので、今夜は魚コースを選んだ。新鮮そのもののロブスター、エビなどに満足して帰った。

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